コーヒーセレクトショップ“俺のサードウェーブ” は、現在準備中です。

2015/04/06 19:27


どんなブームにも終焉はあります。
そして、ブームの後、どう立ち居振舞うかがブームの最中よりも重要です。

私は何かのブームをみるにつけ、その裏に巻き起こるであろう「終焉からその後」を想像してしまうんですね。

今まさに、「サードウェーブコーヒー」もブームの真っ只中です。
そして、私は、ブームの終焉は想像以上に早いのではないかと思っているのですね。
要するに、そろそろサードウェーブブームは終わるだろうと。

いや、決してブームが終わること自体は悪いことではないのです。
ブームというのはいわば「バブル」ですから、それが本来の価値に戻っていくこと自体は自然なことです。問題なのは、サードウェーブブームに乗っていたずらに店舗を拡大したり、人材を増やしたりした場合に、彼らに戦略感があってやっているのかどうかということです。

ある意味、ブームは一発屋のお笑い芸人と一緒です。
大きな波が来れば、反動で沈み込む時期もあります。

沈み込んだその時に、地道に築き上げてきた基礎が問われるのです。
基礎があれば、再び上昇することが出来るでしょう。
そして、その際には押しも押されぬ存在になることが出来ます。

大波に乗っているときこそ、基礎に立ち返る。
非常に難しいことですが、絶対に必要なことです。
コーヒーロースターにとっての基礎とは「商品力」と「人材力」です。

今のところ、ブームの旗手であるブルーボトルコーヒーは拡大路線で、間もなく3店舗目を展開していく模様です。
まだまだ、規模は問題ない範囲だと思います。

しかし、今後サードウェーブブームが一段落した際に問われるのは、「基礎力=商品力と人材力」です。
商品力を高めるのはもちろんですが、人材の育成にも力を入れ、磐石の足腰を作ることが生き残りの道だと思うのです。

では、自らに立ち返って、ブームをブームで終わらせないために、私たちのような小売が出来ることって何でしょうか?
私は、人々に正しい知識をもってコーヒーと正対させることが大事なんじゃないかと思うんですね。
というか、それしか出来ないのかなと。

是非、サードウェーブの「今」を飲み比べて、その舌でムーブメントを感じてみてください。